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カツカレー選集(27)~ マーシン

 カツカレーが印象的だった店を紹介するカテゴリーの記事です。なぜカツカレーにこだわるか、はカテゴリーのもくじをご覧ください。

 以前は鯖江(さばえ)駅前の店を紹介したが、鯖江市内に、もう一つ外せない店がある。これは町外れとなるが、工場の建ち並ぶ団地の一角にある洋食屋である。恐らく、近在の工員たちの胃袋を面倒みているのだろう。

 しかし、ここがまたなかなか個性的で美味しいのである。

 外観はこんな感じで、住宅街にある喫茶店のような感じもする。

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 店内に入ると、なかなか雑然としていて、洗煉された感じはない。小上がりもあったりするが、あんまり使われている気配はない。
 わたしはテーブルに席を占めることにした。
 

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 店にいたただ一人の店員である年配の男性がメニューと水を持ってきてくれた。
 テーブルにはよくある紙ナプキンと塩コショウ、無難な感じに置いてある。
 メニューでカツカレーがあることを確認し、それを注文すると、スプーンともフォークともつかない不思議な食器が置かれた。
 

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 男性が厨房に引っ込んだ。調理もこの人らしい。
 テレビなど観ながら待っていると、カツカレーが運ばれてきた。ほお、としばし絶句する。

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 これだけカツカレーを食べ歩いているわたしにして、未知のカツカレーの形態があるものである。
 白いご飯は全く見えず、全面にルーがかかっている。それでいて、カツはルーの上に載っていて、全部がルーには浸っていない。こういう盛り付けのカツカレーは初めてである。

 味もなかなか珍しいものであった。この盛り付けだから、かなりルーの味が全体を決めることになるのだが、それもまた独特なのである。
 一口食べると、甘みを感じる。果実の甘さがかなり効いている。それでいて、スパイスの刺激はかなりしっかりとしている。口から形が消えてから、じわじわと刺激が攻めてくる、といった感じである。こういうルーには好き嫌いがあると思う。わたしもそれほど好みというわけではないが、十分美味しくいただける。
 そしてこのルーは、かなり濃厚なのだ。栄養がありそうだ。さらに生クリームが表面に垂らされているので、いよいよ味の密度が濃くなっている。
 カツは、衣の厚さがちょうどよく、スプーンを入れても崩れないきちんとした付け方になっている。肉も火のとおり具合がよく、美味しいカツである。
 ルーの刺激があるので、ご飯の味はよく分からないのだが、悪くは感じなかった。炊き具合も適度だ。
 付け合わせの漬物の類はないので、ちょっともの足らなくはあったが、大きな問題ではないだろう。

 結局、完成度はかなり高いカツカレー、ということになる。ただし人によって好みはあるので、あんまり甘みが直にくるカレーを好まない人にはお勧めしないが、概して味・ボリュームとも満足できると思う。

 ところで、先ほどのメニューの写真を見て、あれ? と思った方もいるのではないか。わたしもそうである。
 そう、このカツカレーよりも、ビーフカレーの方が270円も高いのである。これは謎の価格設定だが、恐らく「ビーフ」はルーに標準的に入っているのではなく、カツと同様のトッピングとして扱われているのだろう。それもカツよりも格段に味とボリュームがあるような。

 この疑問は解決せずにいられない。日を改めて訪れ、ビーフカレーを注文した。
 この日は、奥さんとおぼしい女性が接客を担当していた。厨房にもう一人いたのは件のおじさんなのであろう。

 今度は通常のスプーンがセットされ、やがてビーフカレーが出てきた。

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 なるほど、牛肉が三切れ、ルーに入っている。ルーとは別に煮込んだものかと思ったが、内部までルーの味が滲みていたから、カツカレーなどのときはこの肉をよけてよそうのかもしれない。ルーの味は前回と同じだが、今度は通常の盛り付けだ。それでもやはり漬物は付かない。
 肉をスプーンで分けたところもお見せしておこう。

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 ただ、この肉も完全にとろとろというわけでもなく、ちょっと筋っぽい感じがしたこともあり、わたしとしては、あの価格差も考えると、カツカレーの方がお得、という見解になる。

 それはともかく、なかなかの実力のある店とみたので、その他のメニューも試したくなり、何度か通っている。

 隣町武生(たけふ)の名物B級グルメであるボルガライスもメニューにある。
 これもいい味であった。これぞ洋食屋、という感じか。デミグラスソースの味もやはり濃厚で、食べ応えがある。
 中身はチキンライスなのだが、鶏肉がけっこう大きく刻んであるうえ、ソーセージの輪切りまで入っている。さらに、グリーンピースの代わりにそら豆を使っているなど、親しみやすいし上がりであった。
 どちらかというと、カツカレーよりこれの方が食べたい味である。というと当カテゴリーの趣旨に反するかもしれないが、たまにはいいだろう。
 ふわふわオムライス、というのも食べてみたが、オムレツ部分はさほどふわふわでもなく、ナイフはついてきたけれど、ぱっと花開く感じとは違う。中身はボルガライスと同じチキンライスである。マッシュルームと野菜たっぷりのデミグラスソースは、グレイビーボードで別に出てきた。好きなかけかたをしていいのが、嬉しい。
 それと別に、「ふわふわ」がつかないただのオムライスというメニューもあるのは面白い。これは、ボルガライスからカツを除いたものとなるらしい。
 
 

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 これからも通って、いろんなメニューを愉しみたい店になった。アラカルトや丼もの、それに定食もあるのである。
 幸いわたしにとっては比較的通いやすい位置にある。

(平成26年9・10月利用)

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