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カツカレー選集(28)~ ビィヤント

 カツカレーが印象的だった店を紹介するカテゴリーの記事です。なぜカツカレーにこだわるか、はカテゴリーのもくじをご覧ください。

 京都になかなかのカツカレーを出すお店がある、と噂を聞いてやってきたのが熊野神社前バス停近くにある「ビィヤント」という店である。熊野神社前は東大路(東山)通と丸太町通とが交わる所にある。
 交叉点から少し北に歩いて、京大病院の東大路(東山)通を挟んだ向かい側、という立地なので、人通りはありそうである。

 道沿いにある小さな食堂、という風情で、佇んでいる店が見えた。独立した建物でないのが、何となくいい。
 

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 11時開店と聞いていたので、それに合わせて行ったのだが、入口ドアは開いているものの、まだ「準備中」の札がかかっていて、店内は灯火が落ちて無人であった。
 しかたなく数十分ほど小雨降るなかをぶらつき、戻ってみると、開店していた。わたしが今日一番の客のようだ。

 十人も坐れないカウンターは、古びた木製である。古くはあるが、不潔な感じはない。
 そこに紙ナプキンが置かれていると、洋食屋のムードが盛り上がる。漬物の容器も、いかにもカレー屋という感じなのがよい。水は最初の一杯を注いでくれるが、後はセルフサービスでお代わりできる。
 

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 カツカレーを注文するが、ベースとなるルーをいくつかから選ぶことができる。そこは標準的なビーフカレーを選ぶ。ビーフの場合はさらに辛さを選べるが、ここの「甘口」が他店の普通の辛さだ、と説明してくれたので、これも甘口を指定する。
 接客しカツを揚げるのは、品のよさそうな、しかし近寄りがたくはない感じの老婦人である。白髪に年季を感じるが、手つきは確かだ。カウンターのなかにはもう一人中年の男性店員がいるが、この人は無口だし特に挨拶もしない。

 いよいよカツカレーが登場した。
 サフランライスの色が、なかなか食欲をそそる。いい香りのごはんであった。
 上に載ったカツは、薄く切られた肉に中ほどの厚さの衣、という、カツカレーには最適のものである。しかも、衣はわたしの好きな香ばしいタイプで、カリカリに揚げてあるので、カレールーに浸っても、歯応えを失わない。縦の包丁も入って、一口大、というか、男性には二切れを一口で食べることも容易なほどの細切れになっている。トッピングというより、ルーの成分として溶け込んでいる感じさえする。
 そのカツのかなりの部分をルーが覆っているのは残念なのだが、京都や大阪はこういう盛りつけが多い。僅かにルーがかかっていない部分のカツ(の衣)を切り取って、味を確かめた。
 そのルーは、甘口といいながら、スパイスが利いた十分な辛さである。少なくとも、子供に勧められる味ではない。成人男性が主な客のようだ。それでいて後味はとてもいいものが残る。
 

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 量は、わたしには多すぎず少なすぎず、ちょうど一食分という感じである。京大の学生も来るのだと思うが、若い世代に阿てやたらボリュームを増したりはしていない。そこも品のいいところだ。

 盛りつけを除けば、わたしにとってはかなり理想に近いカツカレーであった。京都に来たら必ず寄りたい店となった。

(平成26年7月利用)

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