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カツカレー選集(31)~ 元祖とんかつカレー カツヤ

 カツカレーが印象的だった店を紹介するカテゴリーの記事です。なぜカツカレーにこだわるか、はカテゴリーのもくじをご覧ください。

 長く続けてきたカツカレー選集も、『まるよし講読』上ではこれが最後、しかも『まるよし講読』の通常記事としても最後の1000記事めとなる(注・平成28年6月に当『まるよし出歩く』に移転)
 それを飾る店はどこをとりあげようか、といろいろ考えて、この店にした。店名に「元祖とんかつカレー」を冠している店があるので、それなら一度食べてみないといけない。大阪に出かけた時、立ち寄ってみた。

 元祖、ときくと、カツカレーの元祖は「銀座スイス」ではないのか、ということになるのだが、カツカレーというメニューそのものの元祖ではなく、カツカレーに合うルーを独自に開発した、という意味だということだ。
 だが、そういうことよりも、自ら「元祖」と名乗るほどだから、それなりに自負のあるカツカレーなのだろう、とそれが楽しみである。

 この時は、団体旅行の自由時間を利用して訪ねたのだが、その前に近くを貸切バスで通っていて、この看板が目についた。

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 あれ、確か路地にあると聞いていたが、こんな大通りに面していたのか、とバスでは考えたのだが、これは路地にある店への道案内なのだ。それを大通りのビルにわざわざ掲げている。
 これを見ただけでも、人気店らしいことがわかる。

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 その看板から指示どおりに路地に入っていくと、なるほど同じ赤色での店の看板が、遠くからでも見えるので迷いはしない。が、何分にも遠い。

 三~四分歩いて、店の前に来ると、前には客のものらしいクルマが停まっている。ここには二~三台のクルマが常にあって、通るクルマが難渋したりしていたから、やはり人気なのだ。遠くから来る客も多いようだ。わたしが訪ねたのは、昼のピークからかなり時間が経ってからなのだが。

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 店の構えはごく古びた、昭和の洋食屋である。

 この時間でも、テーブルの多くは埋まっている。客席にはいくつか仕切りが入っていて、繁盛ぶりに応じて客席を増設していったらしいことがわかる。

 メニューを見ると、元祖と謳うだけあって、かなり豊富である。カツカレーだけがあるわけではないが、カツカレーだけで何種類もあるのだ。
 店のこだわりぶりが窺えるが、わたしは基本であるとんかつのカレー、その中ほどの値段となるB(上ロース肉)を注文することにした。
 ご飯の量、ルーの量なども、かなり細かく指定することができる。

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 テーブルにはソース・塩・爪楊枝といった標準的なもののほかに、「ガラムマサラ」と書かれた瓶も備わっている。「ガラムマサラ」は『美味しんぼ』のカレー対決の巻でその名を知った本場インドの香料である。いくつものスパイスがミックスされている。
 わたしが案内された小部屋には、四人掛けのテーブルが三つあったが、この部屋も雑然としていて、やはり昭和の食堂の感じである。それでいて、他人の家のダイニングに通されたような落ち着きもある。
 テーブルにはお冷やとともに冷水のポットも置かれる。

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 いよいよ、とんかつカレーBが来た。
 盛り付けは大阪の標準で、ご飯の上に載ったカツは、遺憾ながらほとんどルーに浸っている。
 しかし、食べてみると、肉は柔らかくて揚がり具合もちょうどいい。薄切りながら肉の香りを残しつつよく火が通っている。衣もルーがまぶされてはいても、しっかりとした固さを保っている。
 ルーの味は、濃くてまろやかだ。なるほど、カツをトッピングというより主役の具と考え、それの味を損なうほどの主張をさせない控えめなルーになっているのである。野菜や果物を徹底して煮込んで作ったという説明がメニューにある。それが柔らかい味を生むのだろう。
 件のガラムマサラを端の方にかけてみると、味のアクセントになる。七味を少しバタ臭くした感じの味であった。

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 ここもまた大いに満足できる店であった。また機会があれば、いくつものカツカレーを試してみたいと思う。

(平成26年12月利用)

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4.3.8   カツカレー選集」カテゴリの記事

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