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東北福祉大鉄道交流ステーションの二重螺旋模型

 鉄道交流ステーションがあるのは、東北福祉大のステーションキャンパスの中である。大学に鉄道関連の施設があるのは珍しい。鉄道工学が専門の教員がいるのかもしれないが、それだけでこういう施設が設置されるものだろうか。
 同施設の彩図には、一応設立趣旨が書かれているが、なぜそれをこの大学がやるのか、よく分からない。とにかく見に行ってみることにした。

 東北福祉大学は、仙台市の北郊にキャンパスが分散しているが、その玄関口とも言えるのが、JR仙山線の東北福祉大前に隣接したステーションキャンパスである。
 もちろん、同大学が駅の設置費用を負担している。後から設置した途中駅であるため、ホームはカーブと急勾配のさなかにある。蒸気機関車の時代だったら絶対にこんな場所には駅を造れなかったが、全面的に電車化されたため、こういう駅も可能になったのだろう。とはいえ、この駅に電車をぴったり停めるのは、なかなか技倆が要求されるのではないか、と思う(写真では勾配がよく分からないが、立っていても分かるほどの傾斜である)
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 改札を出ると、そのまま地続きでステーションキャンパスにつながっている。キャンパスといっても、小規模な建物があるだけだが、その一角が鉄道交流ステーションとなっている。その前には車輪が飾られ、窓越しに展示物が見えている。
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 建物に入ると、展示室の入口には仙山線の古い駅名票などが見える。
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 展示室内には、仙山線の歴史に関する詳細な資料・写真などが並べられ、これはなかなか面白かった。

 鉄道模型は、最新の目玉として、レオナルド=ダ=ヴィンチが考案したという二重螺旋をそのままレールにしたという模型レイアウトが入ってすぐの所にある。
 上りの線路と下りの線路が互い違いに渦を巻いていて、二本の列車がぶつからずにうまく行き交っている。これは見ているだけで愉しい。
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 この他、大きな模型パノラマもあるのだが、受付に坐っている学生とおぼしき係員に訊ねると、写真に撮っていいのはこの二重螺旋だけ、ということであった。子供連れのお母さんが三組ほど観に来ていたが、当然このパノラマに見入っていた。

 二重螺旋はZゲージの小さな模型が走っているので、しばしば脱線や立ち往生が生じるようで、係員がリカバリーに追われている。教員らしい初老の方も様子を見に来て、いろいろと指示を出したりしている。

 まあ五分もあれば全部見てしまえるのだが、一見の価値はある施設と言えよう。
 入るときには気づかなかったが、玄関先に設置されている休憩用の椅子は、やはり仙山線などを走っていた電車から取ったものだった。

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 ステーションキャンパスを出て左側の階段を下ると、バス道に出る。この道は駅の下をくぐっている。山沿いの複雑な地形なのである。ここのバス停からは市街中心部へ向かう市バスに乗ることができる。

(平成24年6月訪問)

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