« 福鉄二題(フリー乗車券・整理券) | トップページ | 福鉄の装飾電車 »

福鉄200形新福鉄カラー

 いわゆる見たまま情報です。

 福井鉄道の202号編成が、新福鉄カラー(つまり、低床車と同じ配色)で営業に就いているのを見かけた。
 同じ車輌でも、塗色によって全くイメージが変わることもあるものである。新福鉄カラーは大変明るいなかにも品があり、従来の福鉄のイメージを一新するものである。製造半世紀に迫ろうかという200型に合うかどうか、という問題であるが、まあごちゃごちゃ言う前に見ていただこう。 

70420087_1
 広告電車でなくなるのなら(写真右は以前の202の塗装)、何で旧福鉄カラーに20060225170851してくれなかったか、古い電車に派手な塗装をして無理矢理飾りたてなくても、と嘆くマニアも多いと思われるのだが、わたしは結構いけてるのではないかと思う。
 この200型は、前面デザインが二枚窓の非貫通半流線形、これは国鉄80系電車に端を発する「湘南形」タイプと呼ばれてきた当時最先端のデザインである。そしてこれは決して古びた感じはしない。現在も湘南形の亜流と言えるデザインの車輌はあちこちの路線で第一線の活躍を見せている。洗煉されたデザインなので、こういう今風の配色で塗装を施しても、さしたる違和感はない。わたしはむしろ、低床車よりもこの塗色がハマってさまになっているのではないか、と思うほどである。 7045_0535_1
 濃いベージュに紺色のラインが入った旧福鉄標準カラーは、地方私鉄らしい実直なものではあったが、やはり田舎臭い地味さは拭えず、わたしはあまり好きではなかった。
 確かに旧標準カラーが見られなくなるのは少々淋しい。が、新塗色に塗り替えるということは、当面200型を大事に使い続けますよ、という福鉄の意志表示でもあり、これも嬉しいではないか。バリアフリーの時代には合わないにせよ、スマートさと貫祿を兼ね備えた福鉄オリジナル車輌に一日も長く活躍してほしい。今や福鉄で四人がけボックスシートの車輌はこの200型だけである。
 願わくば、塗色のみならず、車内の内装や清掃にも気を配り、清潔感のある車輌にしていってほしい。そうしたちょっとしたことが集客につながるからである。

 その後、201号編成が旧福鉄標準色になって営業についたのを、5月に入って確認。
2012

(平成19年4・5月観察)

|

« 福鉄二題(フリー乗車券・整理券) | トップページ | 福鉄の装飾電車 »