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東京の交通点描

 東京へ出かける機会が増えた。
 地方で生活しているのとはまた違う交通のあり方にとまどったり驚いたり感動したりすることも多い。そんなときに映像に収めたりしたのが溜まってきた。いくつかをご紹介する。

 所用で都心から町田に出かけた時、帰りに小田急の特急電車に乗ってみた。具合よく最新型のVSE(厳密には地下鉄乗入仕様の特急型MSEが最新だが、それもVSEのスペックを大部分踏襲している)にあたった。99141362
 VSEは小田急としてもウリのようで、特急券にも「VSE」の文字がきちんと入っているし、ホームの乗車口案内にも「VSE」とペイントしてあった。

 車内に入ると、丸みと温かみのあるデザインである。JRの特急にはなかなかないイメージで、なんとなく落ち着く。写真では分かりにくいが、座席はまっすぐ前向きではなく、こころもち窓側に向いて固定されるようになっている。
 わたしの席は車輌の端で、隣の車輌にカフェがあった。かつて小田急ロマンスカーのシンボルだった「走る喫茶室」を復活させたものである。せっかくなので、そこでアイスコーヒーを頼んだら、ちゃんとしたガラスのカップで出てきた。それを席に持って帰って飲んだ。991412649914136199141274
 頃合いをみて係員が容器の回収に来た。わたしが自分で出して使ったティッシュまで持ち帰ってくれた。

 
 町中を歩いていると、「自転車専用」の信号機があった。これは丁字路の縦画に向かう方向の自転車に向けて立てられていた。こういうのがちゃんと整備されているのか、と感心するとともに、整備しないと収拾がつかないような自転車の走りっぷりなのか、とも思った。99141662

 
 99151084_299151183_2東京駅から両国へ、観光路線バス「東京→夢の下町」に乗って移動してみた。なかなかかわいくて面白いデザインのバスだ。地下鉄よりも、街角街角を眺めることのできるバスのほうが、のんびりしてよい。
 都営両国駅前で降りてみると、近くに「置いてけ堀」の立札があった。こういうのをあちこちに立てているのだろう。

 
 新橋駅の東側、汐留貨物駅跡には、明治時代の旧新橋駅の遺構が展示されている。復元された駅舎の中に展示室があり、ホーム跡などの一部は発掘したままの姿で、柵などで囲わずに散策できるようになっている。わたしもホームに腰掛けてサンドイッチなどつまむ。こういう保存展示のしかたは、どことなく欧州的だな、と思う。わが国も、近代史の遺跡に対する考え方が、熟してきたような、そんな感じを受けた。9915127099151264

 
 以上、いずれも東京在住の人には珍しくもおかしくもないものごとだと思うが、たまにしか上京しない者には新鮮だ。

(平成21年9月乗車・訪問)  
 

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