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福鉄新低床電車 試運転から初日

 福井鉄道に、約半世紀ぶりにオリジナルの新車が登場し、3月31日から営業運転を開始した。これが現代的な超低床車なのである。

 従来の福鉄の車輌とは全く違う暖色系、それもオレンジの柔らかい色である。この塗色は、県民の投票によって選ばれたものだ。
 そういう色でもあり、スタイルも独特なので、試運転時から人目を引いていた。

 わたしが初めて間近にこの車輌を見たのは、福井駅前電停付近での試運転中の姿だった。
 駅前ヒゲ線には、昼間ひっきりなしに電車が出入りする。その間を縫っての入線なので、出て行こうとする610形をポイントの手前で待機してから、単線部分に入ってきた。

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 610形のような大型高床車輌が狭い駅前電車通りに入ってくるのも、福鉄独特の光景で面白いのだが、やはり路面軌道には低床車が似合っている。
 

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 車内には技術関係のスタッフらしい人の姿が大勢見えたが、わたしも早く乗ってみたくなった。

 営業開始当日、わたしは地元にはいたものの、所用があって一番電車には乗れなかった。別に一番電車でなくてもいいようなものなのだが、西鯖江駅のすぐ近所での所用だったため、なかなか歯痒かったのである。

 所用を終えてから、神明駅に出向いて、一番列車が折返して帰って来た上り電車を出迎えた。
 

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 見ると乗ってみたくなる。乗り込んで、越前武生まで行ってみた。
 車内は試乗の家族連れやマニアが多く、席は八分どおり埋まっている。福鉄の社員も多数乗り込んで、警戒にあたっている。わたしは広いドアの脇に立って、外を眺めた。

 越前武生に着くと、隣には800形、これは中央扉付近のみフラットになっている、いわば半超低床車なのだが、後進の人気にうかうかしておれない存在である。そして右奥の方にはさらに古い高床車で、まさに半世紀前のオリジナル車輌であった200形が留置されていた。
 

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 200形も決して古くさいスタイルではないのだが、やはり新型車輌と比べると見劣りしてしまう。

 やはり県民に公募して決まった愛称がFUKURAM(フクラム)という。
 正面や側面には新たなロゴマークが刻まれている。この綴りには物議もあるのだが、ともかくも新型車輌、正式にはF1000形というこの車輌のPRに役立てられている。
 

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(平成25年3月観察・乗車/4月執筆)

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