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福井駅前電停臨時移転

 福井駅前の電車通りでは、しばしばイベントが行われる。
 安易に福井鉄道の電車を運休させてイベントをやることに、わたしは苦々しい思いを抱いていたのだが、今年に入って、「まちフェス」というイベントで、なかなか面白い措置がとられている。
 終点の福井駅前電停を、手前に臨時移転して、そこで折返しているのである。9月初頭にもそれがあったので、見に行ってみた。

「まちフェス」は、月初めの日曜日に実施されるイベントだが、月によってその内容も異なるようである。6月は駅前枝線を運休したが、7・9月は電停移転で対応している。

 福井駅前電停が移転した先は、西武百貨店の前である。ここに仮設ホームが設置されている。仮設とはいえ、スロープもつけられて幅も広く、そこそこきちんとしたものだ。
 ホーム両側はクルマの通行が禁止され、屋台などが出ている。

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 それにしても、ここに電停があるのを見ると、思い出すのは平成13年に実施されたトランジットモール実験である。あの時は「ぷらっとモール」という名の臨時電停がこの位置に設けられ、本来の福井駅前と両方に停車した。
 駅前枝線には、路面電車タイプの車輌だけが入っていたのだが、そのうちの1輌は、名鉄から貸し出された低床車輌であった。その車輌はその後正式に福鉄に譲渡された。名鉄の軌道線が廃止になり、福鉄は低床車輌主体に衣替えしたのだ。
 が、その当時はまだ、そんなことは想像もつかなかった。

 軌道の上に敷かれた敷物の上で、お笑い芸人が進行するステージが行われていたりする。

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 休止している定位置の福井駅前電停付近にも、いろいろな店が出て、人々がそぞろ歩いている。

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 何とかこの電停まで電車を運行して、本当の意味のトランジットモールにできなかったのか、その点は残念だが、枝線自体を運休にするよりはよほどよい。
 福鉄としても、途中まででも電車を枝線に入れられるということは、部分運休時の記事で紹介したようなややこしいことをしなくてすみ、仮設ホーム設置の手間を考えても、この方が好都合だろう。

 新型超低床車F1000形も仮設電停に入ってくる。


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 これからも、イベントと共存するような電車の運用を望みたいものである。

(平成25年9月訪問)

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