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2018年6月26日

えち鉄福井付近新高架線に

 6月24日から、えちぜん鉄道の起点あたり、JRとの並行区間が、従来の新幹線高架から独自の新高架線に移った。営業キロの変更などは伝わっていないので、特に完乗タイトルに影響はなさそうだが、とにかく新たな線路が敷かれたことは、気になるところだ。

 そこで、移設初日に、それぞれの駅の観察を兼ねて乗ってみることにした。

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 前日まで、新幹線高架上に設けられていた旧駅の入口は、看板類も取り外され、うら寂しい感じになっている。柵を支える土台は、恐竜の子供である。

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 その旧駅のすぐ東側に隣接して、新たなえち鉄福井駅ができた。JRの駅からはちょっと離れたが、新幹線が開業すれば、間もコンコースで埋まるのだろう。
 駅前ビジネスホテルであるホテルエコノが、えち鉄の駅の真向かいになった。
 朝のうち、記念式典が行われたらしい飾りつけが、まだ残っていた。

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 駅舎内の内装は、最近の流行りでもあり、田原町駅などともイメージが共通する、ウッディなものになっている。
 正面が改札口だが、その左側、JR寄りに切符売場がある。えち鉄は切符の自動販売機を設置しておらず、全て窓口係員か車内アテンダントからの購入となる。
 その窓口で、新福井まで一駅の切符を買う。今日は移設初日だから、試し乗りや駅見物の人も多いらしく、怪訝な顔もせずにすぐ売ってくれた。普段なら、「歩いた方が早いですよ」と言われそうな距離である。

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 改札口の右側は、駅の北まで抜ける通路になっている。これまで、駅前のプレハブ小屋のような所に仮設されていた高速バスのチケットセンターも、この駅の中に移った。
 そして、通路にはカフェができているのが、ちょっと嬉しい。味わう余裕はなかったが、勝山駅のえち鉄カフェのように、美味しいコーヒーが飲めるといいと思う。窓に添って、たくさんのベンチが設置されていて、これらは高速バスの待合所を兼ねているのだろう。

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 改札を入ってみると、左側にはずっと奥のエレベーターまで行く通路、それに面して待合室が設けられている。これまでは結構標高の高いホームに、階段かエレベーターしかなかったが、これまた嬉しいことに、エスカレーターが新設された。こういうところからも、今度はほんとうに長く使う駅なのだな、という感じがする。

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 ホームは、これまでと同様にあまり広くはない1面2線の島式である。朝ラッシュに一斉に電車から客が降りることを考えると、手狭な感じはする。そのせいか、ホームにはベンチなどは設けられていない。時間待ちはさきほどの待合室かコンコースの椅子を使うことになるのだろう。まあ、勝山永平寺線と三国芦原線の電車が交互に折返すので、多くの時間、ホームにはどちらかの電車が停まっているのだが。
 ホームも、コンコースと同じコンセプトの内装デザインになっている。お洒落な感じはするが、電車の色が浮いている気がする。この駅に発着するのなら、電車も暖色系の塗装にしてはどうか、と思う。阪急電車か何かが似合いそうな駅になった(いちばん上の写真参照)。
 西側の窓からは、旧駅が見えている。旧駅も、ゆくゆくは新幹線ホームの一部になるはずである。

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 行き止まり側を見ると、ホームを通り越して一編成分が引き上げられるだけの線路が敷いてある。これは旧駅のとき、さらにそれ以前の地上駅のときから変わらない。単純な折返し運用だけでなく、福井駅で運用が替わることもあるのだ。

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 さて、福井駅はこれくらいにし、ちょうど発車する勝山行に乗って、次の新福井駅に行ってみることにする。それこそ新幹線駅のような名を名乗っているが、ごく小さな無人駅である。

 新福井も、従来の旧駅は新幹線高架の両側に相対式ホームがあったが、これが新高架線に移設された。
 旧駅には、一部のマニアに珍重されていた「高架駅なのに構内踏切」があった。地上からの階段は南(福井方面)行ホームに通じており、北(勝山・三国方面)行ホームには、そこから一旦線路の高さまで降り、踏切で線路を跨ぎ歩いて行かなければならなかった。北行きホームはJR北陸線の高架に接していて、階段を設けることができなかったのだ。
 新駅も、交換可能な複線相対式ホームの駅である。旧駅の階段が、そのまま新駅の北行ホームの階段として使われている(下の写真左。旧駅では南行ホーム、新駅では北行ホームにつながる階段。新駅北行ホームから撮影)。そして南行ホームには新たに階段ができた。従って、構内踏切はなくなっている。

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 エレベーターは残念ながら稼働していないが、秋には動くことになる。ホームのエレベーターブースには柵がある。

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 もう一駅進んで、勝山永平寺線と三国芦原線が分岐する福井口である。ここは、従来は地平駅だったが、高架駅に生まれ変わった。

 新しい福井口駅ホームから南方を見ると、適度にカーブしていることもあって、新旧の線路がよく見える。新幹線高架から地平に下りていく旧線が中央に見えている。右側の高架はJR北陸線、左側の高架が新えち鉄線である。

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 駅の中は、福井と同様のイメージである。ホームは旧駅と同じ島式ホームで、両線の乗換えも同ホーム向かい側で簡単にできる。両線の列車がここで接続あるいは新福井で交換となるので、待ち時間も少ない。

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 路線が分岐する北側を見ると、島式ホームから伸びる形で、3番線という片面ホームが設けられていて、線路は行き止まりである。
 この線路は、両線の間に位置する車庫に出入りする車輌のための引上線のようだが、なぜホームを設ける必要があるのか、よくわからない。現在の通常ダイヤで、勝山・三国方面から福井口止りという列車はない。両線を直通する運行を将来行う予定があるのか、イベント・貸切列車にでも使うのか。
 そして、そのホームの先で、高架線路は三方に分かれていく。右側へ、急勾配で地平に下りていくのが勝山永平寺線である。中央の線路はカーブして見えなくなるが、車庫につながっている。左の線路は左へカーブし、JRの線路を越えて西方に向かう三国芦原線である。

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 次の三国港行に乗ってみる。最前部には、カメラやタブレットを構えた人が多数陣取っている。「前面展望ビデオ」を撮影して早速にもWebに掲揚しようという人たちだろう。さっきの勝山行にはそんな人はいなかったから、やはりJRを乗り越す三国芦原線の方が撮りがいがあるということか。
 わたしも、前の方を見ていると、車庫への新高架線が右手に分かれてすぐ、地平から旧線が上がってきて、右から合流してきた。ここからは従来と同じ線路でJRを越える。
 まつもと町屋と田原町で、前面展望の人はほぼ全員下車した。

(平成30年6月訪問)

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