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2006年2月15日 (水)

国語の授業掲示板

 わたしの公式彩図には、「国語の授業掲示板」というのがある。
 電子掲示板というメディアを初めて知ったとき、これは教育にかなり活用できるのではないか、と思った。
 まず、担任したクラスの掲示板を作った。卒業後の交流にも役立つと思ったからである。卒業後二年あたりまではそれなりに掲示板を通じた交流があったし、現役学生との間で議論が行われたこともある。それなりの機能はあったわけである。
 現在、そのクラスの卒業生が教員として着任したので、そっちに渡してしまったが、書き込みは低調になっている。これは、電子掲示板というメディアそのものが匿名掲示板(まあこれだって掲示板には違いないが)・ソーシャルネットワークサイト・メッセンジャーなどに圧されて一時ほど盛んではなくなったこともあるし、卒業後年数を経て卒業生相互の交流自体が少なくなっていることもあろう。それとやはり、掲示板に書き込む、という行動を、誰もがするわけではないのであり、一度も書き込んだことのない卒業生も少なくない。

 もう一つ、国語の授業に関する質問や感想その他を掲示板で受け付けようというのが「国語の授業掲示板」だ。

この記事は、ブログ『Kanegon's diary』中の記事「User-Agentがたくさん…。」に対するトラックバックとして書いたものです。

 高専の教員は何かと忙しく、学生が質問したいと思っても、いつも研究室にいるとは限らない。家で試験勉強をしていて質問したくなることもあろう。そういう需要に応えるために、掲示板が適切でないか、と思ったのだ。
 メールで質問を受ければいいではないか、と思うかもしれない。しかし、直接質問に来る学生の傾向から考えても、メールによる質問を受け付けると収拾がつかなくなる、と予測できた。要するに、同じ質問ばかりがわんさか殺到するに決まっているのだ。

 さらに、これは家にパソコンがない、あるいはケータイを持っていない、という学生も見ることができなければいけない。そういう学生は学内の端末を使って見ることになるが、開設当時、学内の(学生が自由に使える)端末から外部彩図は見ることができなかった。そこで、内部のサーバに置かなければならない。しかもcgiが動かせるサーバに。

 そうなるとわたしの手には負えないので、ネットワークに強いまるよしくらぶメンバーの助けを借りて、何とか開設したわけである。以来、ずっとシステム上の管理はそのメンバーにお世話になっている。この掲示板の管理が彼にとっては格好の実習になっているらしく、わたしが無茶な注文を出せば出すほど闘志を燃やして応えてくれる。

 以前ある時期までは、ハンドルでの書き込みを可としていた。が、やはり、誰にどんな指導をしたかをこちらが把握できないと、教育にならない。それに、相手はわたしが誰か知っていて、わたしは相手が誰か分からない、などまともなコミュニケーションではなく、わたしも気持ち悪くて嫌である。
 そこで、本名での書き込みを義務づけたわけだが、それで質問の書き込みは激減した。まあ、匿名掲示板の隆盛により、掲示板は匿名で書くもの、という習慣が定着しているのかもしれない。これでは掲示板の存在意義が危うい。
 わたしは、管理してくれている件のメンバーに、「本名がわたしには伝わるがブラウザ上にはハンドルしか表示されないようにできるか」と注文し、彼はそのとおりの物を作ってくれた。
 早速それに移行することにし、彼の所属校のサーバに移転した。幸いこの時には、内部端末からのの外部彩図閲覧を解禁していたので、学外に移すことに問題はなかった。
 彼の所属校の規程により、sendmailの機能を使うことができなかったのが玉に疵だ。しかしそれも、彼個人所有のレンタルサーバに移すことで今回解決し、書き込み通知メールがわたしに来るようにしてくれた。これでほぼ掲示板が完成をみたと言えるだろう。

 技術を提供してわたしの教育をサポートしてくれているくらぶメンバーに感謝。

※ ああ、でも最近あちこちの掲示板にスパム書き込みが見られ、パスワードでアクセスするようになったり、書き込みに制限が加えられたり、という対処を余儀なくされているようだ。そんなことになったのでは、件の掲示板は機能しなくなる。大丈夫なんでしょうかね。

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7.7.7  Web・パソコン」カテゴリの記事

コメント

どうも。システム管理しているkanegonです。
えーと…
>※ ああ、でも最近あちこちの掲示板にスパム書き込みが見られ、…

ですが、うちの技術部長に聞くところでは、ロボットによる書き込みもあるんですが、グーグルの検索結果←こういう形でひとをあつめて、「商売」という名にして、どんどんと広告を掲示板に貼り付けていくのが多いそうです。

 これに関しては、書き込みが発生した時点で、IPアドレスによるアクセス禁止など毅然とした対応で望んでいくほかないとおもいます。

投稿: kanegon | 2006年2月16日 (木) 03時42分

あ、ここもhtmlタグはぶっ飛ばすのですね。失礼しました。
グーグルで「在宅 副業」で検索してみてください。だいたい右側のスポンサーリンク(グーグルに広告費を払っているサイト)にでているような会社(といえるのだろうか…?)がひとをあつめているそうです。で、ひとつひとつ丁寧に掲示板に広告コメントを貼っていかれるそうです。

投稿: kanegon | 2006年2月16日 (木) 03時46分

 広告コメントならまだいいんです。タイトルや本文で、掲示板の趣旨に合わない、と分かれば飛ばせばいい。が、URLを何百も羅列してるだけの書き込みは、ほんとに目障りで迷惑ですね。あんな怪しいのは間違っても開かないんですが、なかには見る人もいるんでしょうね。

投稿: まるよし | 2006年2月16日 (木) 19時00分

掲示板に禁止ワード機能をつけましょうか。

投稿: kanegon | 2006年2月17日 (金) 23時01分

 どういう語句を禁止するのですか。

投稿: まるよし | 2006年2月18日 (土) 01時30分

たとえば…。
下ネタ系ワードや、「出会い」(←これはすごくあやしい。というのは、「質問:清少納言が出会ったとこで…」とかも飛ばすので。)

 ま、基本的に掲示板はHTMLタグをすべて飛ばすので、URL貼られたところで、なんでもないですよ。ええ。

投稿: kanegon | 2006年2月19日 (日) 09時37分

 「たまぼこ」「いろごのみ」「そうろう」「あなる」「らたい」「したごころ」「そうにゅう」いずれも削除されては困ります。

投稿: まるよし | 2006年2月19日 (日) 10時02分

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