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2006年4月29日 (土)

福鉄低床車化進む

※当記事の内容は、公開時点のものであり、最新ではありません。また、運賃・ダイヤなどについては各鉄道会社の公式サイト(福鉄 など)をご覧ください。

 4月1日のダイヤ改正で本格的に低床車輌が導入された福井鉄道である。従来の高床車輌との混用が続いているが、一か月を経て、徐々に低床車輌の割合が高くなってきた。20060423131657 高床車輌を見慣れた目には、突拍子もない変わりように思えた低床車輌だが、それなりに街と路線に馴染んできたのではないかと思う。770形(写真左)から運用に入り、800形・880形と出揃ってきた。

 今回の改正では、昼間のパターンで下り普通が全て福井駅前に入る、という変化があった。路面電車タイプの車輌が増えるということで、市内線小運転が復活するのでは、という予測もあったが、それは実現しなかった。しかし、この変更で昼間の運用数が一編成増えているから、実質市内線を増発したのと同じことになっている。従来定期列車では福井駅前から田原町方面行に乗ることはできなかったが、昼間のみながらそういう乗り方も可能になった。上の写真のように、「田原町 福井駅前経由」という方向幕も新たに用意された。ただ、なぜか800形にはこのコマはなく、高床車輌ともども、単に「田原町」という表示になっている(写真左)。20060429143742
 ただ、上下電車がそれぞれ二十分毎に駅前ヒゲ線に入ることになる。市役所前~福井駅前の往復には11~12分を要するので、ヒゲ線にはほとんど常時電車が入っていることになる。単線化されたヒゲ線はフル稼働で、大名町交叉点からヒゲ線が単線となるポイントまではぎりぎり一編成分の長さしかなく、ここで電車が待機して辛くも離合する光景もしばしば見られる。ダイヤが乱れると、厳しいかもしれない。

 770形よりもさらに精悍な感じがする880形20060429170015 写真右。県民福井の高橋尚子塗装)も運用についたので、昼間に関しては、高床車輌の出番はほとんどなくなっている。改正当初は80形・200形・610形が運用されていたが、80形は見かけなくなった。今日の昼間は200形が入っていたが20060429155553写真左)、これは福鉄オリジナルの車輌で、半流線型の連接車体は車齢のわりになかなかスマートである。610形も夕方の急行などに入っていた20060429161152写真右)。

 このように、低床車輌がすっかり主力となった福鉄であるが、惜しむらくは、クロスシート車の割合が大きく低下したことである。かつての福鉄はかなりクロスシートにこだわっており、現在は引退して解体されつつある300形などは静岡鉄道から譲り受けた時にわざわざ座席を取り替えてまでクロスシートにしたのだが、600形以降そういうこだわりは薄れたようである。800形は集団見合形クロスシートだが、少々シートピッチが窮屈なのが惜しい。

 さて、ここからは余談だが、どうも高床車輌の最古豪でマニアにも人気の140形、このところ連日のように動いている。と言っても、営業列車ではなく「試運転」の幕を出してである。今日は14時頃に西鯖江駅から吊掛モーター音も高らかに下って行き20060424100248写真左)、神明で折り返したらしく、すぐ戻って来て武生方面に帰って行った。非営業とは言え、140形が未だ本線走行しているのは驚きで、喜ばしいことである。

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