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2006年10月 8日 (日)

オーバースーパー

 先週、鯖江市旧市街の中心部、西鯖江駅の近くに、Yo社のスーパーマーケットが新規開店した。スーパーとしてはなかなか大きな規模に属するきれいな店だ。新しい店ができるということは本来喜ばしいのだが、こういう地方都市ではどうも不安である。

 地方であればあるほど、大規模小売店というのは駅の近くや市街地中心部である必然性は全くないわけで、ロードサイド型のショッピングセンターまたはショッピングゾーンが主流になっている。市街地ではとれる土地の広さにも限りがあり、品揃えもよほど特色を出さないと、客が寄りつくとは思えないのだ。
 この西鯖江駅近辺には、既に古くからあるKi社のチェーンのスーパー(コロッケがおいしい)が本町商店街にある他、商店街から折れてすこしのところにHa社のスーパーがある。Yoと駅を隔てて反対側にはYa社のホームセンター併設の大規模スーパーが二年ほど前にオープンしたばかりであり、それに対抗するため、Haは大リニューアルの賭けに打って出た。
 これらの適度な競争によって、サービスが向上していくならいいのだが、今までの例から考えて、限られたパイの奪い合いで、一つ店が出来たら一つ潰れる、といった椅子取りゲームになることが多いのである。クルマでロードサイドの店に行けば何でも揃うのに、わざわざ市街地の中途半端な規模の店に電車やバスに乗って来る客は少ない。市街地の空洞化が進んでいるから、地元客もそう期待できない。
 鯖江市には既にHe社のロードサイド型大規模ショッピングプラザがある。鯖江でまとまった買い物をするには、迷わずそこへ行けばいい、という状況である。そもそもHe社は本町商店街にスーパーを構えていたのだが、そこを閉店してショッピングプラザに移行したのである。そして、そのショッピングプラザは神明駅近くにあったAzという中規模のショッピングセンター(ここに出店していたスーパーもYoである)を破綻に追い込んでいる。さらに言えば、以前Yo自身がKiの目と鼻の先にスーパーを出していたのに撤退している(Yoは中部・関東に店舗を有するVaチェーンの傘下に入ったので、方針の変更もあるのだろう)し、今回の新店舗は以前小規模なホームセンターが撤退した跡地である。かてて加えて、鯖江にはAe社の大規模ショッピングセンターが進出する計画が進んでいる。
 Yoの新店舗、KiHaYaの各店は、いずれも駅を中心に500m圏内にある。加えて、これらと少し離れて縦貫道路沿いには県民生協の店もあるのだ。この状況での開店はまことに不安である。慣れ親しんだ店のどれかが潰れることになりはしないか、と。そういいながら、クルマに乗らないわたしは、薄情にも駅に最も近くなるYoをきっと愛用することになると思うが。どうか良質の競争をし、特色を出すことで、しのぎを削り合いながらどの店も生き延びてほしい。
 しかし、西鯖江にこれだけ店ができるなら、一店くらい神明か水落地区に増えてもいいのに…。

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