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2007年9月20日 (木)

ニューアルバム

 サッコの新しいベストアルバムが出たので、ご紹介です。ちょっと趣の異なるアルバムなので。
 「Essential Best エッセンシャル・ベスト」(伊藤咲子。EMIミュージック・ジャパン)を購入。昨年の『みんなで学ぼう~童謡なぞなぞ~』は別として、復帰後オリジナルCDは出ていないので、こうしたベストアルバムが出るたびにともかく買うことにはしている。
 で、どう趣が違うのかというと。

 「エッセンシャル」というタイトルで、しかも一枚ものの割には、15曲と曲数も比較的多く、シングルヒット曲にとどまらず、従来一枚もののベスト盤にはあまり入っていなかった曲も入っている(横入ファンのわたしなど、恥ずかしながら初めて聴いた曲さえある)。

 そして、この15曲の並べ方がまたよい。ラストの曲は「乙女のワルツ」でも「つぶやきあつめ」でも「ひまわり娘」でもないのである。
 私的解題シリーズの時に紹介したように、『なんてったってアイドルポップ つぶやきあつめ』の時は、高橋氏によってストーリーが作られ、一人の女性の人生が形成されていたのだが、今回のアルバムも、あれとは全く別のストーリーが意識されて並び順が定められているのではないか、と感じた。

 ひまわりのように明るい娘、恋に恋する夢みる頃に憧れの君と出会う。彼が振り向いてくれる日を待ちこがれていたが、とうとう彼と心を通じ合わせることができ、木枯しの中二人抱きあう。赤ちゃんみたいに素直な心で彼に手紙を書く少女。二人は青い麦のように初々しい相思相愛の恋人になった。
 ところが、彼はちょっと移り気で気まぐれ、白い灯台で彼を待つこの乙女をすっぽかして、他のひとに心を奪われてしまったようだ。駅のホームのはずれに乙女がいるとも知らず、そのひとをつれて遠い町へ旅立ってしまいました。あれほど未来を共に過ごそうと固く交わした約束を破られ、ホームの紅い花を見つめながら涙をこらえる乙女。
 彼への思いを断ち切ることはどうしてもできなかった乙女は、彼を追っていく決意をし、夜汽車で冬の星座を見上げながら不安な旅に出る。行った先の町では、幸い彼は既にあのひととは別れていた。そして再び自分の胸に飛び込んできた乙女を受け入れてくれた。今は指輪も欲しくない、ただひとこと、きみ可愛いね、と言ってくれさえすればいい、という乙
女の純な心を感じたのだろうか。
 でも、彼の移り気は相変わらずのようで、いい娘に逢ってドキッとしてしまった彼はまたも乙女の前から姿を消してしまう。でも、もうかつての弱い乙女ではない。幸せの青い鳥が逃げても、もう泣かない。じっと彼の心が戻ってくるのを待ち、頃合いをみて、ごきげん如何、と手紙など書いてみる。そんな、ちょっとしたしたたかさも身につけた女性に成長したのだ。
 今度こそ女性の所に戻ってきた彼。でももともと好きになったのは女性の方、惚れたわたしの負けよ、と認めつつ、いいのよそれで、と彼と今こそ熱く抱き合う愛を知る日が来たのでした…

 ええ、もうこれでマニアの方には、どういう曲がどういう順で入っているか、お分かりのことだろう、というか、マニアならもう買っているか。とにかくわたしにはこんなストーリーが見えた。

 そういうわけで、マニアでない方にも、サッコの意外な一面を見ていただけるアルバムだと思います。曲調もけっこうバラエティーに富んでいて飽きないですよ。
 それに、ジャケットの写真も、サッコとしては(失礼!)すごく可愛く映っているので、その点もお勧めです。今度ライブがあったら、これを持って行ってサインをいただこうかな。
 興味のある方はぜひお買い求めください。
 (下は、楽天ブックスの同CDページ)

 Essential Best::伊藤咲子

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