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2007年10月24日 (水)

大笑の贖罪

 いやもう、すいません。歌を聴いて大笑いしたのって久しぶりで。こういう歌で笑うのは人間失格、教育者失格かもしれない…。分かってるんですが、初めて聴いて笑い転げたのは事実で…。関係者に申し訳ないです。
 罪滅ぼしに、ここにその歌を紹介して、売り上げに協力しましょう。
 

 その歌とは、二葉百合子さんの「命尊し」(作詞・作曲:遠藤実)です。
 これは、いじめに悩む子どもたちを励ます歌なのです。その趣旨や良し。こういう言葉は大人たちがどんどん発信しないといけない。のですが…。(1)今どきの (2)悩める (3)中高生を (4)励ます という時に、「二葉百合子が歌う間奏科白入り浪曲調ど演歌」は果たして最適の手段なのだろうか。と思ったときに笑えてしまったのだと思います。要するに、「岸壁の母」と全く同じ曲想なのです。
 しかもその歌詞というのが、子どもたちに分かりやすいように平易な言葉で綴ろう、という配慮はよくよく分かるのですが、その結果、浪曲調にマッチしない、何のひねりもないストレートな歌詞になってしまって、これがまた。

いじめに負けて 泣くなんて
元気を出して 立ち上がれ
死ぬなんて だめです
強く強く生きるのよ

 小節たっぷり だめです って言われてもなあ。
 言ってることは全くそのとおり。なのに笑いがこみあげちまうのはなぜなんでしょう。ここまでフツーの表現なら、わざわざ歌わんでも、単に語ればすむんでは、と思ってしまいまして。 
 そこで語りである間奏の科白をみると、

親が子を 子が親を
それにいじめ…
弱い者を苦しめる卑怯者など
相手にせずに
尊い命を大切にしなさい

という調子で金八先生の講話のようです。それにいじめ… って何か単に愚痴をこぼしてるような感じもします。相手にしたくなくても、向こうから仕掛けてくるのがいじめってもんだと思うのですが…。

 ほんと、誤解しないでくださいね。この歌の精神には賛同します。ポップス系の若向き人生応援歌が数多い中に演歌で参入する勇気は相当なもので、超ベテラン二葉さんの意気に感じ入ります。でも、笑ってしまったんです。すみません。
 そう、小学生くらいの無垢な年齢なら、浪曲だと思ってばかにせずに受け入れてくれるかも。これくらいの迫力があった方が心に響くかも。あるいは、トンデモ歌としてどこかの番組のネタかなにかから火がつけば、ヒットするかも。

 ええ、わたしは買いましたよ、CDを。カラオケのレパートリーにしたら、ウケそうだし(すいません!)。皆さんもどうぞ。

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