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2008年9月 2日 (火)

まるよしくらぶシニア 2008'

 まるよしくらぶの沿革の時にも記したように、くらぶの前身のロボコンパというのがあったわけだが、そのロボコンパ時代のレギュラーメンバーが、図らずも東京で顔を揃えた。
 九年も前に卒業したのだから、もちろん全員既に社会人であるばかりか、わたしが彼らの担任をした時の年齢に彼らが達しようとしている(彼らと同期のH-サークルメンバーの一人は現任校に教員として勤務しているが、今年度初めての担任を務めている)。そういう意味では、時代が一廻りした、とも言えるのだが、その記念するべき年の夏に、久しぶりの会合が実現した事情は、だいたいお察しのとおりである。

 そう、そのメンバーの一人が結婚することになり、それにわれわれも招かれた、というわけである。卒業生も、職場も居住地もばらばらになってしまうと、もう顔を合わせる機会というのが、ほぼ冠婚葬祭関係に限られてしまりがちになる。
 わたしもいろんな学生といろんな関係を築いてきたので、そういう折に招かれるのは嬉しいのだが、全部に付き合っていては身がもたない。それで、披露宴への出席は、担任した学生に限らせていただいている(今後にわたってそういう方針でいくので、悪しからずご諒承願いたい)。
 今回も、本来病気のためそういう人の集まる場所は避けたいところで、だいたいが宿泊を伴う旅行は禁止なのだから、行くべきではないのだが、ロボコンパの他のメンバーの披露宴にも出席した関係で、行かないわけにいかず、準公務と見なして出かけることにした(公務による出張は、三日以内ならOKである)。

 さて、結婚するメンバー自身は、勤務校がロボコン大賞を取った時のチームメンバーでもあった。そして、縁深いことに、たまたまではあるが、彼が勤めているのは、現在高専ロボコンをバックアップしてくれている会社なのである。
 そういうわけで、その時のチームの指導教官であった現在の副校長の乾杯の音頭は、花婿の上司らに対する、ロボコン支援への謝礼から始まった。珍しい祝辞である。

 披露宴では当然だが、誰もが本人のいいところしか言わないので、教えた者としては、こんな非の打ちどころのない人間をわたしは育てたのだなあ、と毎度錯覚させられる。これほどのすばらしいスーパーマンを何人も育てたのなら、わたしももう少しましな人間であるはずなのだが。

 テーブルに置いてある名札の裏には、何と彼自筆のメッセージがびっしりと書かれていた。出席者全てにそうしているのである。彼らしい配慮のこもった文章が、懐かしい筆跡で綴られているので、読んでとても温かな気分になれたが、相変わらず誤字が目につく。

 披露宴がおひらきとなった後は、よくあるパターンで、同世代の出席者のみでの二次会が催されるという。わたしは一旦ホテルに戻って着替え、三次会に参加した。三次会といっても、ロボコンパメンバーの三名と一緒に食事するだけである。
 店が定まったので、とお呼びの電話を受けて行ってみると、既に話が盛り上がっていた。工学の研究と企業の経済の関係、というテーマでの議論である。呑み会でそんな話をせんでも、と思うだろうが、そんな議論をしているのが心地よいという連中だ。しかも、その議論の過程は、真面目なのか不真面目なのか、そのあわいを危うく行くような、気の狂ったような道筋を辿るのだ。そんなタイプがまるよしくらぶには集まるわけである。
 しかも、現在の彼らの職場に、必ずしもそんな議論に付き合ってくれる相手がいるわけでもなく、久しぶりに熱い語りを愉しんでいるのだ。思い出話なんかより、こんな議論の方が幸福なのである。わたしの周囲に集まる連中は、必ずしも有能とか努力家とかではないのだが、何かの部分で「熱さ」を持っている者である。
 わたしも、学生を送り出す実社会の話を聞くのは参考になる。

 そこへ、花婿と花嫁が現れた。いろんな単位で各所で開かれている三次会を回っているのである。
 花嫁とわたしは初対面なので、改めて挨拶、花婿がわたしを紹介した。それによると、わたしは彼の人格形成に最も影響を与えた恩師なのだそうだ。いやいや、君は誰が担任してもしなくても、そんなふうにしか生きてないと思うよ(笑)。でもまあ、彼がそう思ってくれている、というのは嬉しいことである。
 暫く六人で談笑していたが、彼も含め、やはりロボコンパの頃の、わたしの家でのあの集まりが懐かしい、という話になり、今度やろう、と皆が一致した。
 が、そういう話は具体的に詰められる時に詰めておかないと、絶対実現するものではない。そこで、わたしはもう無理やりではあるが、日程を決めてしまった。まあ、確定する必要はない。その日が近づいてきたら、各自の都合を勘案して調整すればいいのだ。時期的には、わたしの大殺界脱出記念ということにもなろうか。
 そういうわけなので、まるよしくらぶシニア部門の会合も、定期的に開いていければいいと思う。あるいは、そのなかで現くらぶレギュラーメンバーとのコラボなどもあるとなおよろしい。

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