« 特急「雷鳥」最後の華 | トップページ | 乗入れそば »

2008年9月30日 (火)

作文指導のツボ

※ ブログ休止期間中の個人日記のうち、『ちりとてちん』関連のものは、前の前の記事で終了しました。今後は、それ以外の個人日記を改稿した記事と、新たな書き下ろし記事とを交互に公開していきます。

 先日のオフィスアワーで、専攻科生がやってきて、中学生の作文指導の留意点を教えてほしい、と言う。塾講師か家庭教師か、それが合体したようなアルバイトをしているらしく、高校入試対策の150~250字程度の作文を指導しているという。テキストも見せてもらった。

 彼もそんな質問をしてくるような歳になったか、と彼の低学年の時の作文を思い出して密かにおかしかったわけだが、わたしが生涯かけて研究しているテーマの一つを、そう簡単に短時間で伝授できるわけではない。
 作文など、いかにして独自性を出すかが勝負だが、中学生なんて、視野も経験も限られているのだから、独自性を出そうとすれば視座を低く低くする、つまり話を具体化するしかない。しかもそんな短い文章だと、事態描写→解説のサイクルが1回しかできないだろうから、印象的な事態をぽんと一つ出せれば、勝負は決まりだ。

 そんなことを解説していると、彼が、
「文型がきちんとした文を書くのも大事ですよね」
と言う。大事も何も、文のねじれがないとか誤字がないとかいうのは最低限の話であろう。
なのでという接続詞はありですか?」
とも言う。それは口語的なので、文章では従って・ゆえに、せめてそのためくらいにしてほしい。

 なんだ、そういうレベルのことを訊きたかったのかよ、と拍子抜けしたり安心したり。しかし、彼が期待した以上のアドバイスはできたと思う。それはともかく、高専生に作文指導させるなよ、塾(笑)。
 (以上、平成19年11月28日記述)

|

« 特急「雷鳥」最後の華 | トップページ | 乗入れそば »

6.1  教師業」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/129332/40497609

この記事へのトラックバック一覧です: 作文指導のツボ:

« 特急「雷鳥」最後の華 | トップページ | 乗入れそば »