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2008年10月 8日 (水)

教員からみた50分授業

 今日から新年度の授業が始まった。今年度からタイムテーブルが以下のような50分授業基調に変更となった。

  1限 8:55~9:45
  2限 9:50~10:40
  3限 10:50~11:40
  4限 11:45~12:35
  5限 13:20~14:10
  6限 14:15~15:05
  7限 15:10~16:00
  8限 16:05~16:55

 覚えられるかぁ! というのはまあおいとくとしても、これまで90分ないし100分で授業してきた身には、どうもリズムがつかめない。
 8限まで授業が入るのは火曜日だけで、他の曜日は7限までに終わるのだが、初日の今日がいきなりハードな火曜日、しかもわたしは8限まで授業が入っている。どころか、8時限のうち5時限(2限・3~4限・7限・8限)が授業だ。中学や高校でも普通、一日5時間は入れないだろう。予備校ですら、一日5コマとなると、「すいませんが…」と断って入れないといけないコマ数。だけど、時間割を組む側は、これまでの100分授業の流れで、「2コマ半」の感覚で入れてるんだろうな。授業する時間は同じでも、4クラス行く気の遣い方は、4クラス分だしなあ。
 まあ、それよりも間に5分休憩を挟むのが感心しない(わたしはこれに最後まで反対した)。休憩するなら10分だろう。5分休憩なんて却って機能しない。いっそ休憩を挟まない方が、お互い遠慮し合ってうまくインターバルが生まれるものである。それをいちいちチャイムを鳴らして時間を区切らないと、自分の授業をいつ始めていつ終わるべきか、判断できない教員がいるとは、嘆かわしい。学生が帰る時間がいたずらに遅くなる。これでは、学生の負担を軽減する、という50分授業化の趣旨に反するではないか。

 2時限連続の授業で真ん中あたりに5分おきにチャイムが鳴る、というのも集中力を殺がれる。2時限連続・3時限連続・4時限連続などいろんな授業があるのだから、チャイムを律儀に鳴らすこともないだろう。朝一番・午後一番とさよならチャイムの三回で十分だ。
  (以上、平成20年4月8日記述)

 (付記) とこう書いてから半年が過ぎたが、例えば一日四時間とか五時間とかいうのには体が慣れてきた感じがする。わたしは「横持ち」、つまり同じ学年・同じ内容の授業を複数担当する、という持ち方なので、頭の切り換えが少なくて済む分、まだしも恵まれている。
 ただ、タイムテーブルは未だに覚えられないし、一年生の授業が週二回になったので、各クラスの進度がどうなっているのか、そらでは把握しきれない。それで、自作の授業進度表を常に授業に持って行っている。課題提出日や次時内容の予告などに間違いがあってはいけないからだ。まあこれくらいは苦にはならない。

 学生から聞いて、困ったなあ、と思うのは、二コマ連続の授業で、間の五分休みもつぶして105分授業にするような教員がいるらしいことだ。こういう教員がいることが予想されたので、わたしは休み時間を入れることに強く反対したのだ。少しでも長く授業し学生に多くを伝えたい気持ちは、わたしにも痛いほど分かる。しかし、百分という授業時間が定められているなら、それに収まるように授業計画を立てるのがプロ教師である。
 そんな基本も守れずに学生の時間を奪うなど、言語道断である。こんな教員には、学生の遅刻を叱る資格はない。105分授業に疲れ切ったクラスは、その次の時間、当然集中力がなく、最初の数分から数十分、授業にならない。他の教員の時間も奪っているのである。自分だけよければよいのであるか。

 まあこんないろいろな変化を乗り越えている所属校である。今は工事中でばたばたしてるし、どうも何を言ってもしかたないのかもしれない。 

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コメント

これを見ると4コマ目がいちばんしんどそうなきがします.
11時45分から新しい講義が始まるって,そっから集中力高めようにもおなかが減って無理な気がします.
90×4コマのときですら僕なんか12時前になったらはやくおわらんかなあってテンション抜いてたというのに.

チャイムなんていらんですよね.
チャイムがないと終われん講義なんてそれは講義のしかたが下手なだけだと思います.

投稿: 真面目な軟派師 | 2008年10月 8日 (水) 23時25分

> 11時45分から新しい講義が始まるって,そっから
> 集中力高めようにもおなかが減って無理な気が
> します.

 そうなんですよ。早弁しようにも、5分休憩では無理だし。結局甘いものとか食べるわけで、体にも悪いですね。4限が始まって間もなく、教室の外を食堂に向かう教職員の姿が見えたりして、よくないです。

> チャイムがないと終われん講義なんてそれは
> 講義のしかたが下手なだけだと思います.

 全くそのとおりです。というか、「講義」だからどこでも終われるのです。高専で行うのは「授業」のはずです。
 わたしはもう、後期は45分しか授業しないで、せめてわたしの授業の前後は学生の休憩時間を10分確保することにしています。5分遅く始めるか、5分早く終わるか、それは前後の教員の顔ぶれを見て決めます(笑)。

投稿: まるよし | 2008年10月 9日 (木) 06時16分

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