« 2008年12月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月の記事

2009年2月28日 (土)

書籍紹介 『失敗百選』

 この『失敗百選 −−41の原因から未来の失敗を予測する−−』(中尾政之。2005 森北出版)という本は、書籍というより事典に近いものであろう。
 帯には「すべての失敗は、たった41の原因から起こる」とある。が、「たった」と言われても、41というとけっこう多い気がする。この頃理工系の世界でよく言われる「失敗学」を説いた書なのだろうが、単に「失敗」と書いてあるし、「全国民必読の書」などと立花隆氏の推薦文もあるので、生活から社会まであらゆる面での失敗が採り上げられているのか、と思って買ってみたのだが、残念ながらそうではなかった。

続きを読む "書籍紹介 『失敗百選』"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年2月25日 (水)

事故と負傷の経過 VI

 1月8日も右手のガーゼ交換をしてもらった。
 この時、わたしは先生に、
「来週あたりから授業に復帰したいと考えてるんですが」
と言うと、先生は心外そうに、
「今すぐでもいいですよ。ガーゼの上からチョークを持ってもらってもかまいませんから」
と言う。
「まあ、それはちょっと練習してみないと」
と応えたが、先生は、なにをそんなに慎重になってるのか、という表情で、
「ガーゼが取れるのはいつになるか分かりませんよ」
と言う。
 診断書は、三週間から四週間の間右手を安静にする必要あり、となっているから、当然今時分にガーゼが取れるものとわたしは思い込んでいた。

 帰宅してから、そう言うなら、と少し板書の練習をしてみようと思った。家にチョークは置いていないし、まして黒板などないから、印鑑を持って襖に字を書いてみる。

続きを読む "事故と負傷の経過 VI"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月20日 (金)

事故と負傷の経過 V

 Webを通じた人との交流がそれである。こういうメディアがある時代でよかった、とその時は思ったが、これが両刃の剣であることは、後に知ることとなる。

続きを読む "事故と負傷の経過 V"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年2月18日 (水)

0系新幹線おなごり乗車 下

(この記事は、鉄道趣味資料庫ブログ『まるよし電車区』に移転しました)

続きを読む "0系新幹線おなごり乗車 下"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月17日 (火)

事故と負傷の経過 IV

 病室に戻ると、昨日にひき続き、メールなどを送る。ひまわり隊員からのメールに返事がてら事故報告、同僚教員にも経過報告。そろそろ髪がヘルメットのようになってきたので、ケータイで水の要らないシャンプーを所望。
 先輩教員から、続いて卒業生のくらぶ生から、見舞いの架電。
 この日は格別のことはなく、痛みに耐えながら就寝。暗い中独りになると、急に今後が不安になり、涙がこぼれる。授業などにちゃんと復帰できるのだろうか。生活を自力でちゃんとやっていけるのだろうか。

続きを読む "事故と負傷の経過 IV"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月15日 (日)

0系新幹線おなごり乗車 上

(この記事は、鉄道趣味資料庫ブログ『まるよし電車区』に移転しました)

続きを読む "0系新幹線おなごり乗車 上"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年2月13日 (金)

事故と負傷の経過 III

 手術室のベッドに寝かされ、右手を施術台の上に出す。先生の他、研修医の方が一緒に手術に加わり、ここでも自己紹介を聞く。ここはティーチングホスピタルなのだ。看護師さんも二名アシストする。
 施術台とベッドの間には小ぶりなカーテンが引かれ、目隠しとなる。モニターに接続され、心電図をとり、また5分おきに自動的に血圧が測られるよう、セットされる。わたしの心拍が電子音で聞こえはじめる。

続きを読む "事故と負傷の経過 III"

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2009年2月11日 (水)

看板つっこみ(8)~ 爆走せよ正直者

 今回は、つっこみというよりも、礼讃に近いですな。

 英国で鉄道のローカル線で「運転手が病気のため運休します」なんて貼り紙が平然としてあることに、唖然と文化の違いを感じた(予備の人員をおいておらんのか)。ちょっと馬鹿正直すぎて間が抜けている。と感じるのは日本人だからだろうか。英国の人はそれで運休を納得するのだろうか。

 ところが、日本某所で先日見た理髪店の次のような貼紙には、なぜか感動した。

続きを読む "看板つっこみ(8)~ 爆走せよ正直者 "

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年2月 9日 (月)

事故と負傷の経過 II

 それは、大変なことになった、という恐慌にありながら、片方では救急車という非日常をどこかで愉しんでいる、という心理状態が自覚できたことである。

 信号も無視して最優先で走るなんて、一生に何度もない体験だ。ちょっとこの状況に身を浸そう、と枕に凭れて目を閉じ溜息をつくと、看護師さんが慌てて、
「どうしました!?」
と訊く。わたしも慌てて目を開け、
「大丈夫」
と応える(が、ずっと後になって電子カルテを盗み見ると、「搬送中出血性ショックの兆候」などと書かれていた)。
 しかし、窓もない車室に後ろ向きに寝て運ばれていると、どこをどう走っているのか分からない。右に左にハンドルが切られているのは感じるが、右なのか左なのか、判然としない。国道なのか旧国道なのか分からぬまま、時々救急隊員さんが通過地点を教えてくれたりする。
「あと五分ほどで着きます」
と言われ、幹線道路をそれた様子だ。

続きを読む "事故と負傷の経過 II"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年2月 7日 (土)

神戸市交名谷基地見学

(当記事は、鉄道趣味ブログ『まるよし電車区』に移転しました)

続きを読む "神戸市交名谷基地見学"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 5日 (木)

事故と負傷の経過 I

 暫くお休みをいただきました。記事投稿を再開します。
 ご心配いただいていた読者もいらっしゃると思います。何がわたしに起こったか。概略を以下にご説明しましょう。自分のためにも記録しておきたいですし。

 昨年12月19日1限終了後、所属校の印刷室で次の授業のプリントを作成していたわたし。印刷室にはわたし一人しかいない。B5のプリントなので、いつものように輪転機でB4用紙に二面連写で印刷して、裁断機で半分に切る。もう十年以上も慣れた手順であり、機械である。
 裁断機は何十枚もの紙を一気に切断できる便利な機械だが、それだけに鋭く強力な刃が付いていて危険である。だから何重にもフェイルセーフがかかっている。
 まず、刃が下りてくる部分には透明なプラスチックカバーを被せるようになっている。カバーが被さっていないと刃は下りない。紙をセットしてカバーを閉める。これでもまだ切ることはできない。切る準備ができたところで、確認ボタンを押す。すると、切断可能を示すランプが点く(ここでカバーを上げたりしたらランプは消え、刃は下りない)。このランプが点いた状態で、機械の両側にある二つの起動ボタンを両手で同時に押すと、初めて刃が下りて紙が切れるのである。
 何ともめんどくさい手順であるが、まあ安全のためとあればしかたない。わたしもこの手順を守って何百回となくこの裁断機を使ってきた。
 この日も、カバーの中でプリントが切れ終わり、刃が上がっていったことを視認し、プリントを取るために右手を入れた。これもいつもどおりである。

 この時、信じがたいことが起きたのである。

続きを読む "事故と負傷の経過 I"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2008年12月 | トップページ | 2009年3月 »