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2011年9月24日 (土)

看板つっこみ(32)~ ちょっと古風に

 古い言葉ほど辺境に残っている、というのが方言周圈論だが、やはり地方に行くと、古風な日本語が普通に使われる傾向がある、ということだろうか。
 今回も地域限定ものである。

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 デパートの入口に設置されている回転ドアの表示。
 わたしがひっかかったのは、赤字で書かれた注意書きの いたずらに である。
 「悪戯」と書く いたずら を指していると思われるのだが、それなら いたずらに という形容動詞の形にはなりにくいのではないだろうか。いたずらで となるのが普通かと思う。
 この形だと「徒ら」という字が浮かんでしまう。いや、もしかしたら、本気でこの字の意味の表示なのでは? という気もするのである。「用もないのに」「意味もなく」「無駄に」触るな、という方がこの注意書きの文脈に合っているからだ。
 いずれにしても、通常共通語とはされない表現といっていいだろう。こういうパブリックな注意書きにこういう表現を見つけるのは、ちょっと愉快だ。 

 

※ このカテゴリーの記事のように、まるよしの楽しい日本語の話を満載した本、ぜひお手に取ってお読みくださいね。

 『まるごと とれたて 日本語談義 -ラジオ番組『高専ライブ』で語ることばの話-』
 桐島周 2016 勝木書店 定価1500円(税込)
 
ISBN: 978-4-906485-09-3 
 (桐島周は、まるよしのペンネームです)

 勝木書店のホームページでご注文いただくのがご便利かと思います。
  http://www.katsuki-books.jp/ (書籍検索から)
 Amazon・楽天などでは購入できません。

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