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2012年6月12日 (火)

風邪が懐かしかった

 この冬、五年ぶりに風邪をひいた。風邪という忘れかけていた身体感覚が、しんどいのに懐かしかった。
 病気治療にとり組んでいる間、全く風邪をひかなかったのだ。一病息災というとおり、規則正しく健康的な生活を送ってきたからか、服用していた薬に免疫を高める作用でもあったのか、あるいは頭がアホになっていたということか、いずれかであろう。どんなに世間がノロウィルスだの新型インフルエンザだのと騒いでいても、わたしはなんともなかった。

 これまで風邪をひくときはたいてい喉から入ってきたのだが、今回もそうだ。
 12月、まるよしくらぶのカラオケがまず響いた。あの日は朝からちょっと喉が不調だったのであるが、せっかくの機会だから、と無理して歌ったのだ。高音を張るような曲も多かったので、喉に負担がかかった。
 その翌日、本来そういう状態なら喉と体を休めるべき日には、業者(便利屋さん)に家の清掃をしてもらった。窓を拭いたり障子を張り替えたりしてもらったのだが、そういう作業の時は当然窓を開け放つ。相当の時間、寒風に当たった。寒いなか作業してくれている人たちの目の前で暖房に当たったり着込んだりするわけにもいかないし、そうしたとしても暖気はすぐ逃げただろう。
 さらにプロの使う各種洗剤が混ざり合い、業者が帰った後も暫く家の中が化学工場のような臭いに包まれていたのである。こんな経過が喉にいいわけはない。

 それで、その日の夜くらいから喉がざわざわしはじめ、授業はずっと声を出し続けなければならない古文ばかりが続き…、ときていたので、やはり喉は休まらない。
 遅ればせながら、とイソジンでうがいをしたが、そのあと喉の粘膜が傷んだようで、ひりひりした痛みが加わってきた。Webで調べると、ヨード系のうがい薬は善玉菌まで殺すので、却って喉が荒れることがある、とのことだった。先に言ってほしかった。

 やがて、喉だけでなく、鼻水・咳などの歴然たる風邪の症状が現れはじめた。この時、しまった、と思いつつも懐かしかったのである。ああ、風邪のだるさってこんなだったな、熱があるようなないような妙な浮遊感覚、喉に常に何かが挟まっているかのような声の出にくさも。
 救いは、年末年始を挟み、授業が休みになることだった。喉は休ませることができる。すぐに咳以外の諸症状はすぐに治まった。空咳が残った。
 この空咳というのが、わたしの場合、延々一カ月抜けないことが、これまでの経験から分かっている。粘り強く付き合わねばならない。その体質だけは変わっていなかった。
 しかも不思議なことに、決まって計ったように一カ月後に急に治ることになっている。だから、ある程度予定が立てられて便利とも言えるのだが、これがどういう理由か分からない。太陽や月がかたちづくる暦に従うのか、潮汐の関係か、何かが体に作用しているのだろう。前の日までずーっと変わらずに空咳が出続けていて、だんだん弱まるなどということもなかったのに、風邪の症状がひいた日の一カ月後の同じ日に、ぴたりと咳が止まった。予測どおりではあるが、わけが分からない。

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