9.6  傷病と生き方

2013年2月17日 (日)

指その後(9)~ 義指三代めになる

 去年の夏は、また義肢製作所に出かけた。
 前回の義指を作ってから二年ほどが経過し、二代めの義指にもちょっと傷みが出てきたので、また作りなおしてもらうことにしたのだ。

(指切断事故・義指関連の記事は、概ねこの「傷病と生き方」カテゴリーに所属しています。まとめてお読みになりたい方は、カテゴリーページをご覧ください。記事最下段・右サイドから)

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2012年4月 8日 (日)

指その後(8)~ 自動瓶蓋開け機

 しょっちゅう使うというわけではないが、やはり時々重宝するので、備えている物がある。自動瓶蓋開け機である。ハンズフリー 自動ビン開け機 自動でビンのフタ開封 便利グッズ!結婚 引越し 新築 記念日 誕生...(左記リンクは、『楽天市場』の当該商品ページに跳びます。購入もできます)

 口の広い瓶に金属の蓋が付いているタイプのものは、開けるのにかなり指に力を入れないといけない。五指満足だった頃から非力なわたしはこれに難渋して、いつからあるのか分からない瓶が冷蔵庫の奥に鎮座したりしていた。たまに力自慢のくらぶ生に開けてもらったりせねばならず、後ろめたかった。
 指が不如意になったら、堂々と器械に頼っていいような気がして、購入したのである。器械がどのように瓶の蓋を開けるか、説明するより動画を観ていただこう。

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2011年7月27日 (水)

指その後(7)~ パワーフィンガー

 失った指先の機能を補うグッズはまだまだある。
 こういうものは、昔は各自工夫して作っていたのだろうが、現代は恵まれている。

 物を摑んだりしっかりつまんだり、ということがなかなか難しいので、家ではだいたいこれを器具を使ってやっている。
 それが、 YASACYパワーフィンガーである(左記リンクは、『楽天市場』の同商品ページにつながります。購入もできます)

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2010年10月 2日 (土)

指その後(6)~ 義指リメイク

 義指は、一年程度が耐用年数とされているらしく、購入してから一年たつと、作りなおすことができる(註)。最初が労災であれば、作りなおしに個人負担は不要であるから、一生困らないわけである。

 そういうわけで、初めて義指を作っ(「指その後(3)」参照)てから一年経ったので、また前の業者さんにお願いした。

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2010年9月 4日 (土)

指その後(5)~ 指が忌避されること

 これまでの指その後シリーズは、不如意な指に役立つグッズの話が多かったが、今回は形而上的な話になる。

 
 見た目に障碍があったとしても、それを隠すか曝け出すかは、難しい問題である。義指を作ったので、それを着けていれば、指に力を入れたり細かい作業をしたり、というような場面でもない限り、ほぼ指の欠損を他人に悟られることはない。
 しかし、義指を着けることには多少の後ろめたさがあるのも事実である。

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2010年5月18日 (火)

指その後(4)~ 電動洗髪機

 指先を失って、日常生活においてできなくなったことややりにくくなったことはいろいろあるのだが、その一つが洗髪である。
 指の腹に力を入れてこすらないと洗えないのだが、指の腹を三つも失った人間にとって、洗髪はかなり苦痛であった。

 しかし、これにも強い味方となってくれる文明の利器がある。こんな物が存在することを、わたしは事故に遭うまで全く知らなかった。何でもあるものである。

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2010年2月14日 (日)

指その後(3)~ 義指の完成度

 さて、今日はわたしが指先を失ってちょうど一周年となる記念の日である(註・当記事は、昨年12月19日公開予定で書いたものです)

 義指が完成し、この間から着けている。ただし、いろいろな事情があって、ずっと着けていられるわけではない。

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2009年10月 6日 (火)

指その後(2)~ 使い捨て食器

 右手から手袋が手放せないとなると、洗い物などが困る。できなくはないが、かなり手間がかかるうえに指への負担が大きく違和感も酷い。食器を破損する可能性も高くなる。既に自分で揚げ物をすることは諦めている。危険すぎるからである。
 そんなわけで、エコの風潮には反するが、使い捨ての食器を多く使うことになる。

 そういうものにも使いやすいのとそうでないのとがある。

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2009年8月11日 (火)

指その後(1)~ 手袋の変遷

※ 本日から約一週間のお盆期間はブログの更新と管理を休止します。この間いただいたコメント・トラックバックは、お預かりして18日以降に公開します。

 指の事故に遭って以来、いかにして手を保護し、また隠すか、ということで、いろいろ工夫してきた。
 人指し指と薬指は爪の途中の変なところで切れているため、中途半端で妙な形状である。中指は完全に爪はなく、第一関節から先がない。いずれも縫合しているため、縫い目の所や爪の食い込みを中心に、かなり痛みや違和感がある。いわゆる幻指痛もある。それに、この指が別に恥ずかしいわけではないが、板書時などに学生にこの指が見えると、そっちに気をとられて板書内容に神経がいかなかったりする。そして、技術系の学校だから、機械が怖い、というような観念をもってもらっても困る。

 それで、手袋を穿くわけだが、時期によっていろいろなものを使用してきた。

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2009年2月25日 (水)

事故と負傷の経過 VI

 1月8日も右手のガーゼ交換をしてもらった。
 この時、わたしは先生に、
「来週あたりから授業に復帰したいと考えてるんですが」
と言うと、先生は心外そうに、
「今すぐでもいいですよ。ガーゼの上からチョークを持ってもらってもかまいませんから」
と言う。
「まあ、それはちょっと練習してみないと」
と応えたが、先生は、なにをそんなに慎重になってるのか、という表情で、
「ガーゼが取れるのはいつになるか分かりませんよ」
と言う。
 診断書は、三週間から四週間の間右手を安静にする必要あり、となっているから、当然今時分にガーゼが取れるものとわたしは思い込んでいた。

 帰宅してから、そう言うなら、と少し板書の練習をしてみようと思った。家にチョークは置いていないし、まして黒板などないから、印鑑を持って襖に字を書いてみる。

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