« BS日テレ『歌謡プレミアム』 | トップページ | 高槻45周年&還暦記念 »

2017年11月18日 (土)

城みちるTHANKS PARTY

 サッコさんの元カレである城みちるさんが還暦を迎えるのを記念し、ディナーショーが城さんの地元広島で開催される、それにサッコさんもゲスト出演する、と半年以上前に聞いて、迷わずマネージャーさんに参加を告げた。

 城さんとわたしは、誕生日が同じなのだ。自分の誕生日をサッコさんの歌と共に過ごすことができたら、などと夢想することもこれまであったが、そう都合よく誕生日にサッコさんのライブがあるわけではない。千載一遇のチャンスだろう。
 夢をかなえるのに城さんのお祝いにのっかるのは申し訳ないが、同じ誕生日のよしみでご勘弁ねがいたいと思う。

17y181991

 会場のグランドプリンスホテル広島に、15時30分頃に着いた。16時すぎから食事タイムが始まる予定で、これはディナーとしてはかなり早い時間だが、ファンも宵っ張りがきかない年齢層になってきたことに配慮したものだろうか。  会場は、ホテルの宴会場を用いているので、披露宴のような雰囲気だ。四百人ほどの観客が集まっている。多くは地元、城さんの関係者とファンだが、ゲストが多彩なので、それぞれのファンも集まっている。
 
 食事は、さすがリゾートホテルのダイニングで、盛り付けもお洒落でもちろん味もいい。料理については、写真で済ませることにしよう。
 
17y181665 17y181671m
 日本酒で乾杯したので、升が各席にあり、日付と「城みちる 還暦祝い」の文字が入っている。わたしは口を付けるだけにしたが、木の香りと日本酒の味わいが交じるのは、なかなかいいものだ。  デザートには城さんに因んで、イルカ型チョコレートに「60」の文字がある。
 
 17時30分ごろ、だいたいデザートまで進んだところで、ライブが始まる。
 最初はもちろん、城さんが登場して二曲ほど歌う。わたしはもちろん、城さんの歌を生で聴くのは初めてだが、響きのいい声だな、と思う。
 そこからは、今日集まったゲストが続々登場することになる。壁一面のプロジェクションマッピングを採り入れたきらびやかな演出に加え、バックコーラス、バックダンサーも配され、この種のライブとしては、かなり贅沢なものである。
 
 最初は大場久美子さんである。大場さんというと、とかくの「定評」があると思うが、ご自身も「私がトップバッターなのは、私の歌はあんまりじっくり聴くものじゃないから」などと自虐的に笑いを誘っていた。
 しかし、実際に歌を聴いてみると、何十年も歌い込んでいるためか、しっかりしたものである。初めて音程の合った「スプリング・サンバ」を聴くことができた。
 続いて、林寛子さん。わたしも世代ではあるが、そんなに歌の印象はなくて、むしろドラマでの活躍をよく覚えている。だから、やはり新鮮な感じで歌を聴くことができた。「素敵なラブリーボーイ」は、そういえば聞き覚えがある。
 
17y181967mb_2

 次は元・光GENJIの山本淳一さんである。光GENJIのヒットナンバーを三曲歌われたのだが、一曲めが終わったところで、MCのアナウンサーが袖から出てきて、  「あのー、お忘れ物です」  と言って持ってきたのは、ローラースケートである。笑いと拍手。往時、歌の途中で素早く履き替えないといけないので、大きく各メンバーの頭文字が裏地に書いてある、ということを紹介し、映して見せてくれた。
 そのローラースケートを履いて、客席を廻りながら二曲めとなる。わたしも、ちょっと汗ばんだ山本さんの掌とハイタッチを合わせる。
 
17y181863b_2

 ゲストのなかでもちょっと別格扱いだったのが、我らがサッコさんだ。
 ひまわりいっぱいのイラストを背に歌いはじめる。そして、元カノネタでユーモア溢れるトーク。昔は城さんの一部ファンと険悪だったこともあるそうだが、今はもう、城さんのファンも温かい声援をサッコに送ってくれるのが嬉しい。
 次に、城さん本人が呼び込まれて、二人で「カナダからの手紙」を楽しそうにデュエット、掛け合いもなかなか楽しくて、最後は「乙女のワルツ」で締める。
 あくまでゲストだから、出番はそんなに長くなかったのだが、こういういつもと違う趣でのステージを鑑賞できる誕生日は、ほんとうにありがたい。

17y181871mb_4

 元カレと同じ誕生日なのは、複雑な気分じゃないですか? などと訊かれることもあるのだが、そんなこともない。サッコファンと話をするときに、城みちるさんと誕生日が同じ、というのはいい話のタネになり、覚えてもらえるからだ。ついでに言うと、森進一さんやV6の岡田准一さん、そしてミッキーマウスも、同じ誕生日である。
 
 ふたたび城さんのステージになる。
 これも自虐的に、カラオケに行っても自分の曲が一曲しか入ってない、とおっしゃるが、そのためかどうか、カバー曲が中心である。だいたいみんなが知っている曲を歌ってくれるのが嬉しい。ゲストのファンも来ていることに配慮してくださっているのだろう。
 亡くなったお父さんの話など、ちょっとしんみりとしたところから、バラードのメドレー。
 そのなかで「道化師のソネット」を歌ってくれた。さださんのファンでもあるわたしの、最も好きな部類に入る選曲なので、これも嬉しい。この曲は、およそひと前で何かを演って見せる仕事の人にとって、基本理念を歌った曲とも言えるので、芸能人にも人気のある曲だ。もちろん、教員もそういう仕事の例外ではない。
 
 ラストに近づいて、とっておきの「イルカに乗った少年」が出るとなると、城さんのファンや仲間たちが立ち上がって声援を送る。城さんは、昔は「♪君に~ 君に~」とやると若い女の子が失神したが、今は自分が失神する、と笑わせたが、実際に歌が始まると、「♪君に~ 君に~」の溌剌としたアクションは、とても六十歳でお孫さんがいらっしゃる人であることなど思い及びもし得ないし、それも無理して若作りしているようにも見えないのがエラい。
 
17y181891mb_2

 この曲の歌詞も、初めてじっくり味わった。  歌詞もメロディも、耳になじみやすく覚えやすいように作ってあることが分かり、大ヒットしたのも頷ける。
 この歌詞、序唱部分以外はテンス(時制)がない。動詞が原形で使われているのだ。そして、1番の「イルカに乗った少年」に付された助詞は、ではなく は だ。つまり、~時に(イルカに乗った少年は)やってくる(ものだ)/君が~すればきっと~だろう という、仮定と推論だけの歌詞で、「さあ、今こそやって来たぞ」という描写は全くない。それでいて色彩感および躍動感の豊かな疑似描写がなされている。
 このことにより、作品世界は現実から浮遊したお伽話のそれとなりつつも、過度に幻想的にはならず、イメージの縁取りは明確となる。
 観念的な歌詞であること、そして結局最後まで「やって来ない」少年。これらによって、聴く人の意識には潜在的にフラストレーションが残る(このフラストレーションは、ムーディー勝山さんのネタに感じるものと似通ってもいる)。もう一度聴きたい、もっと他の曲も聴きたい、という気持ちにさせられるのである。
 なんと周到にしくまれた歌詞か、と感心する。なかなかいい曲だ、と改めて思った。これはぜひ、カラオケのレパートリーに加えることとしたい。
 
 最後の曲が終わったところで、当然ながらアンコールの声がかかる。
 すると、全ての出演者が次々と客席側から現れ、テーブルの間を回っていく。
 やがて全員がステージに集まり、ご挨拶、そしてゲストを代表して、サッコから城さんに花束が贈られた。
 
17y181964b_2

 終演後は、ひまわり隊員で固まり、お見送りタイムの最後まで残った。城さんとサッコさんに、ご挨拶。
 サッコさんからも誕生日の祝辞を頂戴し、有頂天になったわたしは、音戸の渡船場にあった「城みつる生家」の貼り紙がちゃんと「城みちる」に修正されていたことを報告、写真をお見せする。
 集合写真は…、端の方に立つと太って映るからほんとにイヤなんだが、わたしが真ん中寄りに行くと、城さんより背が高いので、わたしが主役みたいに映って差し出がましいし。いつもこういう写真のときの位置取りには気を遣う。満足いく映りになった試しがないが、これもしかたがない。
 
 翌日のライブにも参加するという隊員と余韻を楽しみながら、バスでホテルを後にする。そして一人になってもまだまだ昂揚した気分が収まらないわたしであった。
 

« BS日テレ『歌謡プレミアム』 | トップページ | 高槻45周年&還暦記念 »

2.ライブ鑑賞録」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

楽天モーションウィジェット

  • 楽天市場の商品ページにリンクしています。
無料ブログはココログ