高槻45周年&還暦記念
12月22日は、大阪府高槻でサッコさんのライブを鑑賞した。
ナマで歌を聴くのは、城みちるさんのバースデイライブ以来だろうか。
そして、今回はまたわたしにとっては新展開がある。まるよしくらぶ(わたしのファンクラブ)のメンバーである教え子が、わたしと一緒に参加するのだ。
もちろん彼はサッコ世代ではないのだが、わたしがカラオケでサッコソングを頻繁に歌うものだから、その曲に興味を持ち、CDを買ったりわたしがプレゼントしたりしてオリジナルの歌唱も聴いた。その結果、その卓越した歌唱力にすっかり魅せられ、いつかはライブを聴きたい、と言っていたのである。
君の世代は他にいないよ、と断ってあったが、それでもいいから参加したい、というので連れてくることにした。お母さんがサッコさんより歳下だという彼の目にサッコライブがどう映るのかも、なかなか興味あるところである。
開場の三十分前くらいから、元広島支部長さんと一緒に並ぶ。開場寸前に、同じテーブルに配席されているはずのくらぶ生も到着した。
会場は、ビルの地下にあって、ちょっと神秘的なムードのある店であった。学生アルバイトらしい若い男性フロア係らが、かいがいしく働いている。
開演までの間、顔を合わせるひまわり隊員に、いちいちくらぶ生を紹介するが、「まるよしくらぶの方ですか?」と訊く人もあったりする。わたしの「友達」になっている方は、Facebook投稿をよく見ておられる。「まるよしくらぶ」はわたしのファンクラブだ。ファンクラブたるひまわり隊のメンバーのファンクラブに所属しているのだから、彼はサッコさんから見ると「孫ファン」ということになろうか。
懸念したとおり、見わたしてみても、二十歳台男子なんて彼の他にいそうにない。
主催のサン・ファミーユを代表して岸本牧師さんが挨拶して開会、ブッフェ形式のランチの後、ライブに入った。昼の部は、「『咲子の部屋』トーク&ライブ in 高槻」というテーマだ。
平成のひまわり娘を標榜する籾井優里奈さんがナビゲーターとなって進行する。
トークショーの様子
『咲子の部屋』というタイトルで思い出すあの番組のテーマ曲に乗ってサッコさんが登場、トークの合間に歌を歌う、という感じである。
くらぶ生は、サッコさんのナマ歌を聴きたい、ということで来ているので、むしろライブオンリーの夜の部の方がよかったのかもしれない。しかし、昼の部はカバー曲なしでオリジナル曲のみ、とマネージャーさんから伝えられていたので、その点は喜んでいた。
彼は、サッコさんのシングルヒット曲はだいたいカラオケで歌いこなすし、ちゃんと歌のココロを理解した歌い方なので、安心している。皆さんに紹介するときには、洒落で、わたしが洗脳した、などと語っているが、決して無理強いしたわけではない。音楽のセンスもよくて本格的に習っていたことさえある彼が、虚心にサッコさんの歌唱を評価してくれているのであるから、頼もしい。
しかし、彼の知らないような、アルバム曲とかあまりヒットしなかった曲も出るので、新鮮だったようだ。わたしも満足する。
なかでも、「愛のシルフィ」や「想い出のセンチメンタル・シティイ」はなかなかの絶品だったと思う。
「愛のシルフィ」を歌うサッコさん
お馴染みの曲を歌いながら、フロアを回り、サッコさんから握手とお菓子のクリスマスプレゼントが、会場の全員にいきわたる。
クリスマスプレゼントを配りながら歌う
衣装替えを挟んで、トークと歌はますます盛り上がる。
サービス精神旺盛なサッコさんがかなりいっぱいしゃべりまくるのと、籾井さんがきっちり台本どおりのことを端折らずに進めるので、時間はやや延び気味になった。
長いトークの後、ラスト曲、アンコール曲と進んで、ライブが終了した。
アンコールの「木枯しの二人」
物販と握手・記念撮影が始まり、サッコさんにくらぶ生を紹介する。
若い男性客がいることにはサッコさんも満更でないと思うし、くらぶ生は、歌唱力に感動したその思いを、サッコさんにしっかり伝えている。
スリーショットを撮っていただき、会場を一旦辞した。
くらぶ生は昼の部だけで帰るので、インターバルの時間に近くのカフェに入り、感想などを聴いた。
くらぶ生は、サッコさんに限らず、プロ歌手の歌をナマで聴くこと自体が初めてだったので、やはりいいものだ、と満足していた。「女の歌」は聴き親しんでいたが、ニューバージョンをこの日初めて聴き、この方が数段いい、と感じたそうだ。
またぜひご一緒させてください、という言葉とともに彼と別れた。サッコさんの声も、今日は調子がよかったようで、連れてきて聴かせたかいがあった。
好奇心は旺盛な彼だし、音楽自体への興味も大いにあるので、これからいろんなライブに出かけるのではないだろうか。
わたし一人で夜の部に参加、同じテーブルはひまわり隊の方ばかりであった。
今度は、サッコさんがサンタさんの恰好で登場、やはりプレゼントが配られる。
クリスマスキャロルメドレーをサンタ姿で
昼の部の伴奏がカラオケだったのに対し、弦の生演奏がサポートしているので、よりライブ感が増す。ピアノの高島春樹さんが常にノリノリで演奏しているのが、また愉しかった。
ノリノリといっても、感情が入ったしぐさと表情が印象的なのであり、もちろん歌を邪魔するようなことはない。そればかりか、会場のムードやイベントの進行に合わせ、即興でBGMや効果音? やらを弾いて盛り上げてくださるのが、すばらしい。
カバー曲も多い夜の部だが、わたしの大好きな名曲である「思秋期」のカバーが聴けたのが大収穫だ。
「思秋期」
岩崎宏美さん代表曲であるこの「思秋期」は、サッコさんの持ち歌「たそがれに愛をこめて」と同主題の曲だが、かねがねわたしは、この両曲の歌い手は、逆でもよかったのでは、と思っていた。
この「思秋期」のラストの転調、そして歌いだしのテンポが倍々になっていくところは、サッコさんの歯切れよい歌声が合うように思う。一方、「たそがれに愛をこめて」の ♪恋も~ とか ♪もう誰も~ のゆったりした伸びは、岩崎さんのピザチーズ的唱法が合うように思ったのだ。
また、どうでもよいことだが、不可解な歌詞である「思秋期」の多少ぶっとんだ新解釈も披瀝したことがある。まあ、サッコさんも高校では留年したと公言しているから、その意味でも合ってそうなのだが(笑)。
そういうわけで、念願のサッコ版「思秋期」が聴けて、すこぶる満足した。
その後も多彩な歌声を次々に披露してくれ、ラストは「乙女のワルツ」である。
「乙女のワルツ」
昼の部ではインストルメンタルでの演奏だけだったのでちょっと欲求不満のまま終わった「乙女のワルツ」だが、やはりこれは何年経ってもラストに相応しい曲だ。
アンコールの拍手の間に衣裳が替わり、さらにダブルアンコール、真のラストは「いい娘に逢ったらドキッ」という盛り上がる曲で、感動の余韻を残してくれる。
ダブルアンコール「いい娘に逢ったらドキッ」
わたしは、時間のリミットもあって、ライブ終了と同時に会場を辞したが、ひまわり隊遠征組の皆さんは、その後も二次会などで盛り上がっていたとかである。
今年最後のいい想い出ができて、いい気分で年越しできそうだ。
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